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匂坂恭子氏、「チェコ芸術の友」メダルを受賞

(This article expired 13.03.2015.)

 チェコ文化の外国での普及に著しい功績があった人物に贈られる、チェコ文化省の「チェコ芸術の友」メダルが、本年2月24日、カテリーナ・フィアルコヴァー大使より、日本でクラシック音楽の普及に従事してこられた匂坂恭子教授に贈られました。

 匂坂恭子先生は、チェコのクラシック音楽、特に声楽作品の、日本における熱心な紹介者として知られています。昭和三十一年に国立音楽大学を卒業され、長年にわたって大東文化大学で音楽の教鞭をとってこられました。現在でも、東京国際大学の客員教授を務めておられます。大学でのお仕事の傍ら、ドヴォジャーク、スメタナ、ヤナーチェク、あるいはそれほど知られていないチェコの作曲家の楽譜を、全音楽譜出版社で校訂・出版されました。匂坂先生のチェコとの関わりで重要なことの一つに、ズデニェク・コシュラーやヴァーツラフ・ノイマンなど、名だたるチェコの芸術家たちと協力して仕事をしてこられたことがあります。これらの仕事を通じて、チェコの民謡にも光を当ててこられました。

 また、匂坂先生が日本におけるチェコ音楽の普及を目指して主導された重要な事業の一つに、2003年から続く「チェコ音楽コンクール」があります。このコンクールは、今年秋に12回目を迎えます。

 栄えある授与式は、現在の仮の大使公邸で行われ、匂坂氏のほか、日本国外務省、全音楽譜出版社の代表者をはじめとする方々が出席されました。

 外において長年にわたり、チェコ文化の普及に著しく尽力した個人を顕彰するために設けられています。これまでの受賞者の中には、6人の著名な日本人も含まれています。

Prof.Sagisaka