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Photo: ©Kunaicho
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アンドレイ・バビシュ首相が即位礼正殿の儀出席のため来日

(This article expired 28.05.2023.)

チェコ共和国のアンドレイ・バビシュ首相が、10月22日に皇居で行われた今上天皇陛下の即位礼正殿の儀に、夫人同伴で出席しました。同時に、饗宴の儀と、安倍首相夫妻主催の晩さん会にも出席しました。この来日を機に、日本を代表する方々のほかに、同時期に来日した第三国の首脳とも会談しました。


即位礼正殿の儀出席のほかにも、バビシュ首相の来日は大きな成果を伴いました。その一つが、安倍晋三首相との会談です。両国の首脳は、日本とチェコの関係が良好であり、あらゆる分野で発展していることを再確認しました。安倍首相はまた、両国の議会の交流が活発になっていることにも言及されました。その一例として、本年九月に実現した大島理森衆議院議長のプラハ訪問があります。安倍首相は大島議長から、プラハ訪問がいかに素晴らしかったかを伝えられました。バビシュ首相は安倍首相をチェコにご招待したい旨を伝え、両国が交流百周年を迎える来年2020年こそは絶好の機会であると強調しました。バビシュ首相は安倍首相に、東京・プラハ直行便開設への助力も要請しました。

バビシュ首相は、麻生太郎副総理兼財務大臣とも会談しました。麻生副総理は、首相在任時の2009年にチェコを訪れたことがあります。会談のテーマは、両国間関係の他にも、EU情勢、中東問題、G7とG20における日本の役割、米国との関係、東アジア情勢など多岐に渡りました。

滞日中の重要なプログラムとして、第三国の要人との会談も行われました。オマーンのアスアド・ビン・ターリク・ビン・タイムール・アール・サイード国際関係・協力担当副首相兼国王特別代理やベトナムのグエン・スアン・フック首相、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー連邦大統領、セルビアのアナ・ブルナビッチ首相等と会談しました。

バビシュ首相は、トヨタ自動車の代表者とも会談しました。ここでは、2021年よりトヨタの管轄となるチェコ国内コリーンのTPCA工場の発展計画について議論がなされました。さらに、NEC、経団連を訪問して代表者と会談したほか、民間外交推進協会(FEC)主催の昼食会で日本を代表する企業のトップの方々とも懇談をいたしました。

バビシュ首相はこの他にも、すでに22年にわたってチェコの首都プラハとの姉妹都市交流が続いている京都市を訪れました。門川大作市長との会談では、両国間、両都市間の良好な関係を確認し、今後の協力関係の発展と相互の観光への支援について意見が交わされました。