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Photo: ©Apropos Architects
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大阪万博チェコパビリオンのコンペ結果が発表

建築・都市計画センターで開催されたイベントでヤン・リパフスキー外務大臣出席のもと、大阪万博2025チェコパビリオンのデザインコンペの結果が発表されました。7人からなる専門審査会が38の提案の中から選出しました。1位に輝いたのは建築設計スタジオApropos Architectsのテレザ・シュヴァーホヴァー氏とLunchmeat studioとの共同提案作品でした。

チェコ共和国単体での万博の出展は今回で6回目となります。分離独立前にはチェコスロヴァキアとして長いこと万博に出展しており、特に1970年の大阪万博においては成功を収めました。「万博は全世界において最も重要なマーケティングイベントであり、チェコ共和国の良い評判を広める最高の機会です。よい展示はよいパビリオンから始まります。このパビリオンデザインコンペにこれだけ多くの提案が集まったことをとてもうれしく思います。この中の1作品が2年後に大阪においてチェコの国を代表する建物となることを楽しみにしています。」とリパフスキー大臣は挨拶の中で述べました。

2022年9月より政府代表となっているオンドジェイ・ソシュカ氏は、大阪万博におけるチェコ共和国の「人生のための才能と想像力」というテーマを生み出した人でもあります。「コンペへの関心が高く、また応募が多くうれしく思います。大阪万博へ前向きな空気があり、またその敬意が感じられます。」と政府代表はチェコの参加を評価しました。日本ではボヘミアグラスやクラシック音楽が人気ですが、大阪万博ではそれだけではなく、チェコのイノベーション、ナノテクノロジー、有望なスタートアップ、各地からの優れた才能などを展示する予定です。万博への出展に際しては5億コルナの予算が見込まれており、チェコ政府は2023年から2026年の間の予算として2億9020万コルナを承認しました。他にも私企業や団体・機関からの資金として1億7000万~2億2000万コルナほどが予測されています。

1位から3位の入賞デザインは、チェコ屈指の建築家エヴァ・イジチュナーを筆頭に7人からなる専門委員会が決定しました。イジチュナー氏は選定に際しこう述べました。「大阪での展示では日本人の来場者を80%以上見込んでいます。外観といった建築デザイン面だけでなく、商業的な機能面も重要でした。全ての条件を満たすデザインを選ぶのはとても大変でした。」

最終的なチェコパビリオンの概要は遅くとも4月末までに発表され、1位入賞のデザインスタジオと施工の契約を結ぶことになります。

大阪万博2025専門委員会
政府代表オフィスとコンペの主催者であるCCEA MOBAは大阪万博2025のデザインを選出するにあたり、多様な委員で構成された専門委員会を立ち上げました。2023年3月6日から7日にかけて7人の専門委員は一堂に会し提案されたデザインの中から入賞作品を決定しました。専門委員長となったのは世界的に著名なチェコの建築家エヴァ・イジチュナーで、他の委員は隈研吾建築都市設計事務所のパートナーであるバラージュ・ボグナル、トップ自動車デザイナーのヨゼフ・カバン、建築家マルケータ・スムルチュコヴァー、チェコ建築理事会会長ヤン・カスル、チェコ産業デザイン協会創設者のマルチン・ヴィヒテルレ、チェコ政府代表オンドジェイ・ソシュカです。

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