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Photo: ZÚ Tokio
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チェコ水素ミッションが来日

8月29日から9月2日にかけてチェコ水素ミッションが来日しました。ミッションはチェコ共和国産業貿易省、チェコインベストとチェコの水素企業5社(Cylinders Holding, DEVINN, INSTAR ITS, LEANCAT s.r.o. a Kolibrik.net)の代表者で構成されていました。水素関連施設やエネルギーがテーマのスマートエネルギーWeekへの出展など1週間に渡り数多くのプログラムを終えました。

最初の2日間は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によって助成された山梨県と福島県の水素関連施設を視察しました。福島水素エネルギー研究フィールドでは、世界最大級となる10MWの水素製造装置を見学しました。山梨県は自立分散型のエネルギー社会を目指して、官民共同でP2Gシステムの技術開発に取り組んでおり、国内初のP2G事業会社「やまなしハイドロジェンカンパニー」では1.5 MWの大型スタックやP2Gシステム独自のEMSを開発しています。製造されたグリーン水素は付近の企業やスーパーなどで活用されています。

8月31日から9月2日までは幕張メッセで開催されるスマートエネルギーWeek 秋にチェコ共和国パビリオンを出展しました。ブースでは来日したチェコ企業の他、チェコ水素プラットホームのHYTEPやカレル大学のテクノロジーセンターも紹介しました。初日はチェコ経済産業省メルヴァルト水素特使とチェコ大使館のスヴォボダ経済担当官の出席のもとブースオープニングが行われまし。チェコパビリオンの出展は、水素ミッションと同様に経済外交プロジェクト(PROPED)、チェコインベスト、チェコトレードの支援を受けています。

展示会への出展と並行し、ペトル・メルヴァルト水素特使は日本の水素関係団体と面談を行いました。チェコ共和国大使館の経済・商務担当官同行のもと、経済産業省資源エネルギー庁、日本水素バリューチェーン推進協議会、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、トヨタ自動車を訪問し、昨年策定されたチェコの水素戦略をご紹介したほか、チェコ・日本間の協力の可能性について協議しました。

ミッションに参加した代表者は、日本は水素分野において世界でも最先端の技術・取り組みを持っていることを実感しました。一方で、チェコも日本に提案することのできる技術を持っていること、協業の余地があることがわかった1週間でした。チェコの水素技術や取り組みにご関心のある方は駐日チェコ共和国大使館 経済・商務部までお問い合わせください。

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