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Photo: JST
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ムーンショット型研究開発制度

2021年初めに内閣府及び関係省庁はムーンショット型研究開発制度をスタートさせる予定です。
これは、日本発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する新たな制度です。7つの目標が設定されています。

ムーンショット目標

1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 

2.2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現

3.2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 

4.2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現 

5.2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出

6.2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現

7.2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現

                                                     (内閣府HPより抜粋)

2021年から2025年末までにそれぞれのプロジェクトが行われ、設定された目標を鑑みて2030年まで延長される予定です。

ムーンショット型研究開発制度は国際協力としても開かれています。1)自身の資金調達、具体的な協力関係の覚書などに基づいて参加、または2)具体的な条件が付与された研究協定に基づき日本側の資金支援を利用して参加することで可能です。日本側の研究チームが外国の研究機関と協力して行うかを判断・決定します。外国から参加を希望する場合は、取り組んでいる日本側のチーム、研究室、研究者に連絡を取ることが推奨されています。