english  česky  日本語 

高度な検索
na_celou_sirku
Photo: ©Velvyslanectví České republiky v Tokiu
注釈 印刷 Decrease font size Increase font size

関西学院大学が受け継ぐチェコスロバキア義勇兵の伝統

第一次世界大戦終結後の1919年、シベリアから祖国へ帰還する途上で日本列島に立ち寄ったチェコスロバキア義勇兵が遺した伝統が、関西学院グリークラブによって現在に受け継がれています。当時、大学が置かれた兵庫県で義勇兵が歌ったクロアチアの愛国歌「ウボイ、ウボイ」は地元の学生の興味を大いに惹きつけ、関西学院グリークラブの代表的なレパートリーとなりました。2019年9月29日、チェコスロバキア義勇兵の滞在から100周年、そしてグリークラブ設立から120周年の節目に際して開催された「関西学院グリークラブフェスティバル」にマルチン・トムチョ・チェコ共和国大使が出席しました。

チェコ大使は、クロアチア大使およびスロバキア大使館代表者らと共に、まず神戸文学記念館に立ち寄りました。この地には1889年に関西学院の前身が建てられ、その後1929年に大学は西宮市へ移設されています。一行は、西宮市のキャンパスにて関西学院グリークラブ出身者から成る新月会の小池義郎会長の歓待を受けました。新月会のメンバーの中には、今なお現役として合唱に参加するメンバーもおり、今回のフェスティバルでステージに登壇しました。

フェスティバルの後開かれたレセプションでマルチン・トムチョ・チェコ大使は、義勇兵の伝統を現在に伝えている功績について感謝の意を述べ、チェコ国民のモットーである「真実は勝つ」という内容について触れました。また、関西学院グリークラブが、次なる100年間も発展することを願うと述べました。レセプションの最後には、関西学院大学の学生メンバーと新月会メンバーが共に立ち上がり、再び「ウボイ、ウボイ」を熱唱しました。

 

Kwansei Gakuin Glee Club 5

Kwansei Gakuin Glee Club 5