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八戸うみねこマラソンでチェコ杯を授与

(This article expired 12.05.2020.)

駐日チェコ大使館のミラン・スラネッツ臨時代理大使は、5月11日から12日の日程で、青森県の八戸市を訪れました。12日に行われた第38回八戸うみねこマラソン全国大会で、「チェコ共和国杯・人見絹枝賞」を授与するためです。

このマラソンでチェコ杯が授与されるのは、今回が初めてです。チェコと八戸との縁は、東日本大震災の翌年に実施された『被災地の子供達をプラハへ・こころのいやし事業』プロジェクトに始まり、その後徐々に深まって、今年の4月末に行われた「ピーウィー アイスホッケー八戸記念大会」においては、チェコのチーム「HCスパルタ」が、世界各地から参加した強豪を制して優勝しました。

快晴に恵まれた5月12日の朝、開会式に先立ってチェコ杯の受贈式が、スタート地点の八戸水産公社前で行われ、チェコの誇るクリスタルグラスのチェコ杯が、スラネッツ臨時代理大使より、主催者であるデーリー東北新聞社の荒瀬潔社長に受贈されました。9時から小中学生3kmの部を皮切りに次々とスタートが切られ、最長のハーフマラソンの部では、参加者たちが八戸漁港、うみねこが舞う蕪島、そして三陸復興国立公園種差海岸を眺望するコースを走りました。チェコ杯の対象となるハーフマラソン女子の部で最高タイムを出したのは、今年で8連覇を飾った佐藤由貴さんで、競技後の表彰式において、スラネッツ臨時代理大使から佐藤さんにチェコ杯が手渡されました。タイムを競うだけではなく、マラソンを楽しむ参加者の皆さんの熱気に包まれた素晴らしい大会となりました。

これに先立ち、前日の11日には、スラネッツ臨時代理大使はデーリー東北新聞社と八戸市役所を訪れ、市役所においては小林眞市長と今後のチェコとの交流について意見を交換しました。その後、チェコ杯の名前ともなった戦前の陸上競技選手・人見絹枝さんのお墓がある本覚寺を訪れ、幼稚園児たちの熱烈な歓迎を受け、墓参をいたしました。

チェコ杯のご提供にあたっては、㈱明和セールスに大きなご協力をいただきました。大使館として心より感謝いたします。

本覚寺での歓迎(デーリー東北新聞社提供)

本覚寺での歓迎(デーリー東北新聞社提供)

海辺を疾走する参加者(デーリー東北新聞社提供)

海辺を疾走する参加者(デーリー東北新聞社提供)